東京都支部結成式を行いました。

2022年7月29日(火)午後3時30分より、3月の協定締結を経て結成された東京都支部の結成式が京王プラザホテル新宿にて執り行われました。
折しも新型コロナウイルスの第7波が懸念されるタイミングでの開催にあたり、入口では消毒、検温といった感染対策が施されました。来賓に当協会の顧問でもある東村邦浩東京都議会議員をお招きし、席間を広く取った会場にて全員がマスク着用で着席する中、定刻通りのスタートとなりました。

まず石岡代表理事から挨拶の後、東京都、広島県、福岡県、宮城県、山口県、静岡県、山梨県各支部を紹介。支部長が各席から簡単に自己紹介を行いました。
会場には地元山梨県をはじめ、愛知県など遠方から県会議員の方々、岡山県からはブルーシートの開発にご協力いただいている萩原工業(株)様からも3名が参加されており、関係者が一堂に会する初めての機会となりました。

その後、石岡代表理事からスクリーンの資料を指し示しながら、協会設立の経緯やブルーシート掛け工法の説明が行われました。
初めてボランティア活動で訪れた阪神淡路大震災の被災地では、破損した家屋への応急処置としてブルーシートでの施工を高額な料金で請け負う業者が横行する中、山梨から来て、しかも無償でブルーシート掛けをするという申し出をなかなか信じてもらえなかったこと、ただ土嚢を載せるだけでは強風で飛んでしまうブルーシートをどうしたら耐久性の高い施工ができるのか、試行錯誤を繰り返し、熊本地震の時についに材木を使った工法を考案し、それから技術を高めていったことなど、とても短時間では伝えきれない経験と思いを限られた時間の中で駆け足で紹介しました。
「これまでの活動の中では、防災関係者や議員の皆さんを伴う機会をできるだけ作ってきました。なぜならば、言葉でいくら説明しても私たちの活動がなかなか伝わらない。しかし“一緒に行ってやってみる”とすぐに納得していただける」この言葉の後、石岡代表知事は続けます。
「現在の会員名簿には143名の名前がありますが、この一人ひとりの活動が今後大きなうねりとなっていきます。来年は全国総会をぜひ震災からの復興の地である東北で、宮城県でやろうじゃないかという話も出ています。この活動はボランティア精神がないとやれない。これから皆さんと共に闘いを進めて参りたい。そしてこの活動を引き継いでいける人材を育てていくことが私の務めである」

続いて当協会の顧問でもある東村邦浩東京都議会議員が来賓挨拶に立たれました。
阪神淡路大震災時の自身のボランティア経験や、ブルーシート掛けとの出会った時のお話に続き、東京都との協定締結の際には中心となって動いていただいた経緯もあり、東村議員からはこの後に開催される全国総会への出席を小池都知事に打診した際に、非常に多忙中でありながらも「このような団体は大切」と快諾いただいたエピソードも披露され、これからも石岡代表理事のもと、しっかり働く所存であるとの心強いお言葉をいただきました。

最後に、この度東京都支部長に就任した福沢浩樹氏より結成の挨拶がありました。
小さな善意が集まり、被災地の力になれることに当協会での活動に魅力を感じたこと。行動できる組織づくりと、協会の精神を若い世代に引き継いでいくことにも尽力し、善意の活動をつなげていきたいと意気込みを語りました。

この日はこの後に15分ほどの休憩を挟み、同会場で16:15より全国総会が開催されました。

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