ブルーシート掛け隊派遣履歴

(一社)全国災害復旧職人派遣協会

発生日時 件名 活動期間 件数 派遣人数
2024年1月1日 能登半島地震(石川県) 2/7〜(現在継続中) – -棟 延- -名
2019年9月9日 令和元年台風15号(千葉県) 9/18〜10/3(16日間) 54棟 延78名
2019年6月18日 山形県沖地震 6/22〜6/26(5日間) 7棟 延25名
2018年6月18日 大阪府北部地震 6/24〜7/12(17日間) 45棟 延177名

日本ステンレス工業 株式会社 (協会設立前)

発生日時 件名 活動期間 件数 派遣人数
2016年10月21日 鳥取中部地震 10/31〜11/10(11日間) 27棟 延60名
2016年4月14日 熊本地震 4/27〜5/11(16日間) 34棟 延80名
2015年4月25日 ネパール大地震 5/30〜6/2(4日間) 物資 延50名
2011年3月11日 東日本大震災 5/2〜5/14(14日間) 17棟 延113名
2007年7月16日 新潟県中越沖地震 7/24〜8/7(15日間) 15棟 延96名
2004年10月23日 新潟県中越地震 11/3〜12/2(30日間) 72棟 延123名
1995年1月17日 阪神淡路大震災 1/27〜2/26(30日間) 46棟 延130名
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ブルーシート掛け

大地震災害の際には自衛隊の方々による屋根のブルーシート掛けも行われますが、屋根にブルーシートを被せて土嚢を置くといった簡易な方法に止まります。
被災直後の応急処置ですので、強い風が吹くとブルーシートがはがれてしまい、雨が降ると屋根の破損した部分から雨が漏ってしまいます。
屋根のプロ集団である当協会では、風が吹いても飛ばないようにブルーシートを材木で固定する施工を行います。
この方法であれば、半年ほどは雨漏りの心配なく過ごすことが出来ます。

手順1

ブルーシートに材木を巻き付け、ビスを打ち込みます。

強風でもシートが煽られないようにします。

手順2

割れたりズレて落下の危険のある屋根瓦を取り除きます。

高所作業ですので専門の職人による作業となります。

手順3

屋根の先端から材木で固定していきます。

半年から1年保たせる工法です。

1棟に費やす時間は1時間~1時間30分。1日に7棟~8棟が限界です。
時間短縮のために、他のボランティアさんにお手伝いいただき、地上で材料を組み立てる方法で時間短縮に努めています(今回は連合大阪のメンバーが駆けつけてくださいました)。
しかし、被災した家屋での生活や家財の保管を余儀なくされる期間は、決して短期間ではありません。
専門技術を持った職人による『耐久性のあるブルーシート掛け』は、本格的な修復のメドが立つまで「安心」して過ごしていただくための重要な処置であると考えています。


2018年の大阪北部地震の際に、当協会がシート掛けをした高槻市住民の方よりお礼のお手紙をいただきました。
ブルーシートを木材で固定する当協会のブルーシート工法は、20メートルを超える突風にも耐えたとの事でした。職人にとって、とても励みになるご報告もいただきました。

大阪府高槻市真上町●丁目●番地に住まう●●です。
先日の大阪北部地震に際して、ご遠方、災暑の中、当地区内の屋根瓦被災家屋に、ブルーシートを掛けなおしていただき、誠にありがとうございました。
お蔭さまで、今朝方近畿を通過した台風12号の20メートルを超える突風にも、手がけていただきました家屋10数軒の屋根ブルーシートはびくともせず、シートのめくれ上がりや飛散も一軒もありませんでした。もちろん雨漏りもありません。
本当にありがとうございました。
実は、今回の台風で、別の業者がブルーシートをかけた周辺の被災家屋は、5軒に4軒ほどの割合で、ブルーシートが飛ばされ、落下し、雨漏りに遭われたようです。お気の毒だとは思いますが、我が家をはじめご近所衆は、今朝方家の前で自分の家の屋根を眺めながら、会長様をはじめ皆様に ご支援・救助いただきましたことを、あらためて口々に感謝の言葉をもらしていました。
本当にありがとうございました。
社員の皆様をはじめ、お嬢様や若い女性の方までご同行いただき、災暑のなか頑張っていただきましたこと 遅ればせながら御礼申し上げます。
 ≪社名や会長のお名前、あて先住所などは、伺っておりませんでしたので、インターネットのホームページで調べ、お手紙させていただきました。間違いがあるかとは思いますが、ご容赦願います。≫
まずは御礼とご報告まで。

平成30年7月29日

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